2006年08月28日

サダールさんの悩み

しょっちゅう書いているので、今さら説明をするのも面倒くさいが、初めてここを訪れた人も2万人くらいいるだろうから、改めて書く。

オレは時々、深夜営業のラーメン屋で真夜中に食事をする。

書いてしまえばこんな簡単でどうでもいいことなので、次回からは一切書かないので心得ておいて欲しい。
先日、そこへラーメンを食べに行った。店には奥のボックス席に50歳代の労務者4人組みが一組いるだけで、他はオレだけ。店はそれなりに広いのだが、オバサン店員に導かれた席は、労務者グループの隣のボックス席だった。同じ種類の人間と判断されたものと思われる。
オバサン店員は、きっと店長から「同じ種類の人間は端っこにまとめちゃって」というナチスのファシズムに似た指導を受けていたのだろう。本当は、「いっそひとまとめに相席させようかしら」という計画もあったのかもしれない。なんて店だ。ナチ店長め、覚えてろ。

深夜の労務者たちは下品である。生まれもって下品な上に、酒なんか入っちゃってるから、なお下品に拍車がかかっている。会話は下ネタばかりで、上品が売りのこの欄ではその一切を記すわけにはいかない。
彼らの会話を必要以上に下品たらしめているのは、仙台の方言だ。仙台の方言は、濁音が多く、オッサンどもが使うと、言葉としてありえないほど汚く聞こえるから不思議だ。
それで大声で下ネタを展開するから、始末におえない。
全く、こいつらは「下品」がパンツ脱いで歩いているようだ。
オレのような、気品に満ち溢れた人間がそばにきたら、少しは言葉を慎めよな!まったくもう。オレなんか、見ろ!気品がジャジャ漏れしていて、さらには上品という名のコートまで羽織っている。勿論、そのコートの下は全裸だが。

しばらくすると、労務者グループの一人が激しく怒り出した。
アイツは許せん!と仙台弁で言っている。
脇の人間が、まあまあとなだめる。
「サダールさんの言いたいことも分かるけどよ」
サダールさん、というからインドやパキスタンなどから来た外人かと思ってチラリと横目で確認すると、どこをどう見ても日本人で仙台人であり、アラブ人などではない。多分、サダハルさんという名前なのだろうが、それがサダールに聞こえるのだろう。
何となく聞いていると、どうやらサダールさんは現場の同僚に毎度毎度ジュースを奢らされていて、それに腹を立てているらしい。
「細かいのがねえって、そんなの言い訳になるか?」
フムフム。
「月に500円はアイツのために使ってるってことは、年間にしたらナンボになるよ?1万円くらいになるべ?」
6000円だねぇ。
「1万ったら、オレだぢの二日分の日当だべ?したらオレ、アイヅのために二日もただバタラギしてっこどになっぺ?」
随分安い日当だが、それでもオレの二日分だ。恵まれてるじゃないか。
まあ、サダールさんはきっと、NOと言えない日本人なのだろう。それじゃ図々しいヤツに食われるのは仕方なかろう。

そういえば昔、オレも似たような経験がある。
先月書いた怪談に出てきたN氏(根沢健二)はまさしく図々しい人で、いつも「細かいのが無いから」といって、コーヒー代などを人に払わせていた。とにかくケチで神経質なので、1万円札が崩れていくのを必要以上に恐れていた。
ある時、オレとN氏とS氏の三人で近所の喫茶店で昼食を摂った。三人の中で一番年配はS氏で、若いのがオレ。N氏はオレより2・3歳くらい上だった。
食事が終わり、仕事が押していたS氏は自分の分の勘定をテーブルに置いて先に席を立った。N氏はそれを預かり、ポケットに入れた。やがてオレが席を立とうとしたら、ちょっと待てという。
「オレ、細かいのないから払っといてよ」
「なんで?オレは自分の分出すから、Nさん大きいのがあるなら、まとめて払ってよ」
「だから、細かいの無いんだって」
「いや、意味分からないよ」
「1万円崩れるの嫌なんだよ」
「1万も持ってて人にたかる気なの?」
「セコイこというなよ」
「いや、セコイのNさんだから。とにかくオレ知らないよ、自分のは払っておくから、Sさんのとまとめて払えばいいじゃん。さっきSさんのカネ預かってたじゃん」
「預かってねえよ」
「オレ見てたよ。なんだ、ひょっとしてSさんの分ちょろまかして、全部オレに払わせる気だったの?セコイなあ」
そこまで言うと、N氏は見る間に真っ赤になって、伝票を掴んで席を立った。喫茶店の女主人がケラケラ笑っていた。

オレは無神経だから、思ったことをズケズケ言ってのけるが、サダールは繊細なのだろう。それが祟って、いいようにあしらわれている。
ところが、サダールの話をきっかけに、残りの3人も徐々に盛り上がってきた。
「主任も悪いんだ。大学出てると思って、オレたちのことを馬鹿にしている」
「んだんだ。ダイガグでだがらって、なに偉いのや」
勉強を怠けてロクに学校を出てないヤツよりも充分に偉いと思うぞ。だがまあ、ここは一般論としてキミタチの話の続きを聞こうか。
「オレダチよりも日当たげえべっちゃなや(高いだろうになあ、の意)」
主任なんだったら、きっと社員だろうから、日当ではなく給料なんじゃないかと思う。バイトの主任ということもあるが、しかし世の中の人間がみな日当を貰って生きているなんて思わないでくれ。自分の定規でモノを言うと、恥をかくぞ。
労務者たちはこの後もなんだかんだと主任の悪口を言っていたが、やがてまた下ネタに変わっていった。結局、主任の横暴よりも享楽的な話題のほうが好きらしい。問題が解決するまで深く考えるのが苦手なのかもしれない。
おまえら、そんなんだから主任にいいようにされるんじゃないのか。それじゃまるで、何も解決しないのに、超能力者(アホかノイローゼ患者だと思うが)などが出てきて大騒ぎばかりするテレビ番組(テレビのチカラ)みたいじゃないか。
とはいえ、どんなに面白くないことがあっても、こうしてラーメン屋で酒でも飲めばそれで全てOKなんだろうから、それはそれで幸せかもしれないな。
サダールの日当も5,000円だしな。
posted by 肉王 at 21:00| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

24日の予定

本日(24日)は今年二度目の野球観戦である。
しかも、3塁側フィールドシートだ。フィールドシートとは、ファウルグラウンドにあり、グラウンドに迫り出している迫力のシートである。誰でもが座れる席ではない。気品があり、外観が美しく、知性に溢れ、なおかつコンビニの機械ででチケットを買える位の常識と資金のあるものにしか与えられない席である。
そこらの愚民どもや寝たきり老人や頭にナイフが刺さったままの怪我人は座ることを許されない席である。
幸いにもオレは気品と外観の美しさと知性を備えた高等民であるが、残念ながらコンビニの機械を扱う常識と資金に恵まれていない。しかし、オレを心の底から慕い、敬っている後輩が、たまたまコンビニの機械を自在に操ることが出来、更に資金を持っているため、何ら先輩風を吹かせる必要も無いままフィールドシートに座る機会を得るに至った。
これも日頃の行いと、気品と外観と知性のなせる業である。みなの者どもは、いくら真似をしようったって所詮無理なので、諦めるように。せいぜい、イーグルスのHPでの動画配信でも観ていれば良い。
じゃあ行って来るからな。
ファールボール直撃して死ね!とか言うなよ。
posted by 肉王 at 00:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月21日

載せられません

夏の高校野球に浸かりっきりで、仕事が疎かになっている皆さん、こんにちは。高校野球に押されて存在を忘れられた古本屋のオレです。

毎年のことだが、高校野球は何故か涙を誘う試合が多い。球児たちが、運命の振り子に抗ってあがいている様が目立つからだろうか。自分にも若い頃があり、その時はこれほどまでに運命に逆らっていたろうかと考えると、はっきりと悔恨の念が湧く。
怠け者の自分が悪いのだが、青春時代は正直に全くもって返す返すも無念だった(変な日本語だが、それほど無念だった)。勉強も遊びも、どちらも中途半端で、華やかな記憶一つありはしない。
高校時代にやったこと・・・。アニメーション製作を一度。同人誌を2年。まともなのはこの二つくらいで、あとは麻雀、パチンコ、飲酒、喫煙、深夜徘徊、ロックンロール、虫取り、写真、パソコンゲーム、漫画、日記、云々と、ロクな事はしていない。やっていないのはバイク、窃盗、殺人、強姦、放火、覚醒剤あたりか。とかく犯罪がらみには一切手を染めていないのが唯一の自慢。まあ飲酒喫煙は見逃してもらうとして。

高校3年の夏に、野球の応援に行ったのを思い出した。
1年生の頃から、野球部に友人の多くが在籍していたので、放課後の練習をよく見ていた。オレは厳しい練習に耐えられるような健全な精神の持ち主ではなかったので、女子の多いアニメーション部に入って、のんびりデレデレと過ごすのをヨシとしていたが、一方では野球に対する思いも絶ちがたく、メソメソと陰から眺めていた。
アニメーション部の部室は校舎の4階(だったように記憶している)にあり、ベランダに出ると、校庭で駆け回る野球部の友人達が良く見えた。
そうやって熱心に観ていたわりには、試合には応援に行かず、結果だけを聞いて「また負けたかのかよ」と言ってからかっていた。
しかし3年になって、これが最後と思うと、もう居ても立ってもいられなくなって、夏の大会の県予選の応援に駆けつけた。初めて応援に行った試合は彼らにとって最後の試合だった。友人達は最高の試合をしたが、ショートのトンネルで負けてしまった。ショートは特に仲の良かった友人で、彼が試合後に声をあげて泣いているのを見て、不覚にもオレも涙が出た。
その時、オレは高校生活で何も残していないのに気が付いた。今流している涙が実は何の意味も無い只の貰い泣きだと知り、本当の涙が出るほど思い入れをもって臨んだことが何一つとして無い自分が虚しくなった。

その頃オレは、文章を書くことに興味を持っていたが、同人誌なども5冊出したきり、それ以降は1年以上宙に浮いたままで、せいぜい日々の日記を記すのみだった。いつかまたやればいいさと安易に考えていた。自分で言うのも幅ったいが、その同人誌にはとてつもない才能の人物も参加していて、その中で切磋琢磨しているうちに、自分にも多少の才能があるんじゃないかと錯覚していた。今は宙ぶらりんでも、いつか本気を出して書くんだ、なんて甘く考えていた。そんな考えは怠け者の言い訳で、そういうヤツがモノになった試しはないということに、その頃は気がついていなかった。
だから、友人達の頑張りを見てその気になって「卒業までに、いっちょう小説の一本くらいモノにすっか」と考えたのは、オレの持って生まれた浅はかさゆえの思い付きだった。

知人の紹介で、地元で活動している同人誌の会長さんと会ったのは、野球観戦から1ヶ月も経ったころだ。
会長さんはその時まだ20歳の女性で、Bさんという地元の大学生。会員は約10名ほどで、年齢は15〜40歳くらいと幅広かった。年間5千円の会費で、会誌を年に2冊出し、内容は小説・エッセイ・詩などのオリジナル作品限定。会誌の名前は失念してしまったので、仮にA誌としておく。
オレは、Bさんと会うにあたって、それまでに書いていた短い小説を2本持って、待ち合わせ場所へ向かった。場所は繁華街の喫茶店で、時間は夕方だったように思う。
場所に着くと、すでにBさんは待っていて、ニコリともせずに「こんにちは」と折り目正しく頭を下げた。
今考えると、初対面の男と会うのに女性が一人で来るなんて信じられないが、当時はやはりまだのんびりした時代だったのだろう。
Bさんはオレの持ってきた小説を受け取り、かわりにA誌を差し出してきた。こういうものを作っています、というわけだ。それは卒業文集のように、紙を糊で綴じただけの粗末な作りだったが、文字は全て活字だった。
オレは黙って受け取り、Bさんがオレの原稿を読んでいる間、パラパラとA誌を流し読みしていた。
「大筋ではA誌と外れていないと思います」
「はあ、大丈夫ですか」
「でも、これは載せられません」
「はあ、なるほど」
「次回の仮の締め切りまで、3ヶ月ありますから、それまでに新しいものを書いてきてください。そこで預かった原稿を本締め切りの一ヶ月前までに、一度私が校正します」
Bさんはとても事務的にテキパキと言い放った。
「締め切りが二度あるんですか」
「A誌に載せる前の選考も兼ねています。会員は10人程度いますが毎回全員が載る訳ではありません。ページ数の都合もあるし、結局書けない人もいますから」
「A誌は全部活字なんですね」
「私がワープロで書き直しています」
当時は同人誌といえば、文字は手書きのものが多かったので、活字というのが新鮮だった。何だか、自分の文章がキチンと形になる誇らしさを感じさせた。
それがBさんの努力の結晶とは恐れ入った。毎回全部の作品をワープロで打ってくれるなんて、今考えても大変な労力だ。ひとしきり感心した。

3ヵ月後、オレは約束通り原稿を完成させて、前回と同じ喫茶店でBさんと再会した。原稿用紙20枚ほどの小品だったが、何度か書き直した甲斐もあり、それなりのデキに仕上がったと思っていた。
しかし、Bさんは一通り読み終えるなり、あの事務的な口調で言った。
「載せられません」
「ダメですか・・・」
「足りないと思います」
「何が足りませんか」
「さあ、なんでしょうか」
「さあ」って、そりゃ意地悪な、と思ったが、格好悪いので言わなかった。それはオレのささやかなプライドだったのかもしれない。
「本締め切りまではまだ一ヶ月あります。その間であれば、何度でも拝見します。勿論、時間があえばですけど」
「頑張ってみます」
オレとしては、もうこれ以上どこを直せばいいのか分からなかったが、とりあえず最初から書き直すつもりで再度挑戦した。
そして10日後に再びBさんと会った。
しかし、答えは同じだった。
「載せられません」
「新しいのを書いたほうがいいんでしょうか」
「いえ、この話でいいと思いますよ」
「どこが悪いんでしょう」
「ええと、そうですね。まず、誰に読んで欲しいかを考えてみるといいかもしれません」
「誰に・・・ですか」
「自分が読みたいように書くのでは駄目だと思います」
それを聞いて、ああなるほど、と合点がいった。しかし、それは初歩のヒントであり、問題はまだ隠れて山積していたことを、オレはまだ知らなかった。
そして更に10日後に、最後のチャレンジのつもりでBさんの前に立った。今回は、まだ見ぬ読み手を想定して、俯瞰の視線で書き直した。
しかし、Bさんの牙城は生半ではなかった。落ちないったらありゃしない。
「載せられません」
「あの、一つ聞きたいんですけど、オレの作品は良くなってますか、悪くなってますか」
「悪くなっている部分は無いと思います。でも、やっぱり足りない部分が置き去りのままです」
「それが分からないんですよ。どこの何が足りないのか」
「さあ、それは・・・教わって分かることじゃないと思いますよ」
結局、本締め切りには間に合わず、オレの原稿は次回へ持ち越しとなった。次の締め切りはおおよそ半年後だという。オレは、多分もう書けないだろうなと思いながらも、完成したら連絡する約束をした。
その後はしばらく文章を書く気にもなれず、なんとなく過ごした。高校は卒業し、何の目的もなく次の学校へ入るころには、すっかり小説のことも同人誌のことも忘れていたが、突然Bさんから電話連絡を受けた。
「書いてますか」
「ああ、いや、書いてないです」
「そうですか・・・まだ本締め切りまで1ヶ月ありますよ」
「でも、もう何を書けばいいか」
「そんな・・・まだ一つも書いていないじゃないですか」
「でも、あれが精一杯で。それに何が足りないのか分からなくて」
「一度、会いませんか。私も少し不親切だったと反省しています」
本当はもうBさんと会うのは厭だった。頑固で融通の利かない職人の師匠と会うような息苦しさを味わうのが苦痛だった。また、もう小説なんかどうでもいいと思っているオレを見透かされるのも怖かった。
なんとか誤魔化してこれっきりオサラバしようと思ったが、「是非見てもらいたいものがある」というBさんに押し切られた。
そうして、例の喫茶店でしばらくぶりにBさんと会った。Bさんは何も変わっていなかったが、いつもよりは少し柔らかな雰囲気を漂わせていた。
Bさんは封筒からワープロで打たれた原稿用紙を取り出した。
「失礼とは思いましたが、あなたの小説を私なりに解釈して書いてみました」
読んでみてください、と手渡された。それは確かにオレの書いた小説のタイトルだった。しかし、冒頭部分から、まるで違う話のように読まされた。主人公も同じ、舞台もストーリーも同じ。しかし、オレの書いたものとは違うものだ。素直に面白いと思った。
「書く人が変わると、面白くなるんですね」
オレは素直に感想を述べた。しかし、それは少し違うとBさんは言った。
「これはつまり、あなたが誰かに宛てたものを、私の視点で書いたという形です。分かりますか。もう一つ視点があるんです」
「ああ、そうか。なるほど」
「何かを表現する場合、それが自分自身の主義主張であっても、やはりもう一つ冷静な視点が必要なんじゃないでしょうか。創作物は、立体的になって初めて世界に現実感が宿るんじゃないかと思うんです」
現実感が宿れば、多少文章力が稚拙でも、読み手の共感を得ることが出来る。それが得られれば、それ以上の技術は、その都度手探りで探せばいい、と言うのだ。
それを聞いて、オレはまた小説が書きたくなった。
「今回のこの話は、もうBさんの物になってしまったので、今度また新しいのを書いてみます」
「そうですか。良かった。期待しています」
オレはその晩から原稿用紙に向かった。書こうと思えば、ネタはいくらでも思いついていた時期でもあったが、これまではその手段を持たなかった。しかし、今日突然、その手段を得た。創作にあたっての考え方が変わると、切り口も変わるし、文体も変わる。始めのうちは若干手間取ったが、方向性がハッキリするとさほど迷わない。
そうして出来上がったのは、またも20ページほどの小品だったが、自分なりに満足のいくものだった。
小躍りしそうなほど嬉しくて、早くBさんに見てもらいたかった。Bさんも、そういうオレの気持ちを汲んでくれたのか、すぐに読ませてくださいと言った。
翌日、Bさんに原稿を手渡すと、Bさんは原稿を風のようにめくり、ニッコリ笑って言った。
「載せられません」
呆然とするオレを見て、Bさんはまた笑った。
「だって、本締め切りはもうとっくに過ぎているんですから。これは次号に載せますね」

この後、A誌には2作品ほど載せてもらったが、Bさんの大学卒業とともに、編集責任者が他の人になってしまったし、オレも就職を目の前に控えていたので、それを理由に脱会した。
あの時のオレのペンネームは「鈴原正芳」だったが、もし手持ちの同人誌にその名前を見つけた人は、コッソリと読んでみて欲しい。
残念なことに、オレは当時の原稿もA誌も処分してしまっているので、何がどんな風に書かれているのか、誰がどんな話を書いているのか殆ど覚えていない。
そして今、古本屋になって一番恐れているのは、何かの間違いでA誌が入荷してくることだ。
posted by 肉王 at 02:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 読み物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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