2007年05月30日

バカバカしい!

本当にバカバカしいですよ









な?
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2007年05月28日

伝説に触れる

木曽の山中にログハウスを建てて隠遁していた「その男」に会ったのは偶然ではない。
オレはこの男に会うために、東京のスタジオを飛び出して、愛車のパジェロミニで夜の高速に滑り込んだのだ。
男の住まいを嗅ぎ付けた興信所のドブネズミ野郎には感謝している。相応以上の報酬を要求されたが、綺麗に支払ってやった。なあに、そのうちもっとキツイ仕事で元を取ってやるさ。
愛車はよく頑張ってくれた。人の足では分け入ることさえ不可能な山道をこともなげに走破して、目的地までオレを導いた。
ログハウスには、老人が一人で住んでいた。ドブネズミの報告書にあった通りだ。
男の名前は「坂本」といい、過去に「坂本の前に坂本無く、坂本の後に坂本なし」と歌われたほどの敏腕カメラマンだ。
オレを迎え入れるときに、少なからず顔をしかめたのは、この手のタイプの人間ならば当たり前のことだ。こんなことでオレは微塵も物怖じしない。
オレは、前置きも無く切り出した。
「坂本さん、アンタに仕事を頼みたい」
坂本は、さも「下らない事だ」と言わんばかりに嘆息した。
「まあ、そう慌てないで、一杯どうだね」
坂本は曇ったグラスを用意して、乱暴に、しかし手際よく水割りを作った。オレは差し出されたグラスを黙って受け取り、一口飲んだ。
「この辺は水がいいんだよ。おかげで旨い水割りが飲める。酒はストレートで飲むべし、なんてのはガキのたわ言だな。本当に旨い酒は、水で生きる」
「坂本さん、写真は・・・」
「まあ、待てよ。何故そんなに急ぐんだ。こんな山奥で、久しぶりに人に会ったんだ。少しはワシの話も聞いてくれ」
坂本は自分のために薄い水割りを作り、ゆっくりと口に運んだ。
「そういえばアンタの名前を聞いていなかったな」
「オレは、いや私は東京で小さな広告屋をやっている山田といいます」
「そうか、山田さんか。何の特徴も無い名前だな」
「坂本さん、そんな事はどうでもいいんだ。アンタにもう一度ファインダーを覗いて欲しいんだ」
「ファインダーか・・・懐かしい響きだ。今のワシが覗けるのは、女湯くらいのもんだよ」
オレが広告の世界に足を突っ込んだ頃、坂本は業界では知らない者がいない花形カメラマンだった。都内のスタジオで何度か仕事振りを覗き見たことがあるが、その時の坂本はギラギラと輝いていた。それは坂本の眼球から発せられる超能力のようなものだと思ったものだ。
坂本がモデルに発する超能力。
それは人知を超えた力で、モデルは知らず知らずの内に坂本の意のままに操られた。
坂本のひと睨みで大村昆の眼鏡がずり落ち、由美かおるが脱いだ
その超能力が、今の坂本からは微塵も感じられない。
「坂本さん、アンタ終わっちまったのか」
坂本は淋しそうに笑い、グラスを傾けた。
「山田さんよ、年寄りになんか期待しちゃいけないよ。ワシの仕事はワンカップ小結で終わっちまったのさ」
ワンカップ小結・・・自販機で買えるコップ酒だ。あれで仕事が終わりだと・・・?
そういえばあの酒はラベルの裏に・・・。
「そうだ、思い出した。あの商品はラベルの裏に毛唐女のヌード写真が印刷されていたな」
「はっはっは。よく覚えているな。あれは飲む人間がヌード写真を見ながら飲もうとすると、自然にラベルの表面が向こう側を向くようになるって仕掛けさ」
「そうだった。そうすると、誰もが『ああ、あれはワンカップ小結って商品なんだ』と分かるようにする効果があったわけだ」
「当時は『なるほどアイディアだな』と思ったが、よく考えると、だったら何もワシの撮った写真じゃなくてもいいということに気が付いた。それを潮に、写真はやめたよ。今はただの酒飲みジジイだ」
一瞬、坂本とオレの間を風が吹きぬけた。隙間風か、それともオレたちの溜息か。
「もう、カメラは持たないんですか」
坂本は、フフンと小さく笑うだけだった。
「残念だ。アレが・・・ポンカレーが復活するというのに・・・」
ポンカレーと聞いて、坂本の目にケダモノのような光がよぎった。
「待て、若いの。今なんと言った」
「ポンカレーが復活するんだよ!坂本さん!」
「松山容子が・・・」
「松山容子が、です」
「脱ぐのか・・・」
「脱がないと思いますよ」
「何を言うか。ワシの眼で脱がしてみるさ」
「え!というと・・・」
「おうさ、やってやるとも」
「ありがとうゴザイマス」
オレは胸の奥底から熱いものがこみ上げてくるのを感じながら、バッグからカメラを取り出した。
「お祝いというか、お礼というか。気に入っていただけるといいんですが」
「ニコンFか!懐かしい。まさにワシの眼だよ」
「これで撮ってください」
「ああ。待ってろよ松山容子。ガイコツになるまで脱がしてやる」
松山容子のヌードパッケージのポンカレー、近日発売!
posted by 肉王 at 20:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

坂本さんありがとう

ハーイ皆さんこんにちは。
レポーターのセメ子でーす。
今日の「お仕事拝見」コーナーは、こちらの工場で働いてらっしゃる坂本さんを訪ねてみました。

はい、というわけで、こちらの美女が坂本さんです。
坂本さんは、ここ「浜村田精密株式会社」で、タイムレコーダーを作るお仕事をされています。
坂本さん、よろしくお願いしマース。
じゃ、まずはCMです。

---CM----

早速ですが坂本さん、坂本さんは、タイムレコーダーのどの部分を作ってらっしゃるんですか。
「どの部分、と言われると困るんですが・・・」
部品の組み立てですか?
「いえ、あのですね。タイムカードに時刻が刻印されたときにですね、文字が少しずれるように調整する仕事です」
と言いますと?
「あの、タイムカードって、ガチャンとやると、必ず文字がすこーしずれてますよね」
あーあー、言われてみればそうですね。
「あのズレ具合を調整する仕事なんです」
カードにピッタリ収まるようにするんですか?
「いえ、逆です。出来上がったまま刻印すると、文字が綺麗に揃ってしまうので、それを少しずらすんです」
えー?でも、ずれると困りませんか。
「綺麗に揃っていると、ダメなんです」
分からないですよ。
「どういうわけか、少しずれてたほうが従業員の勤労意欲が湧くんだそうです。朝、ガチャンでずれていたから、今日も一日頑張ろう。帰りもガチャンでずれていたから、明日も真面目に働こう。そういう気持ちになるんだそうです」
そんなことありえないでしょう。
「あるんですよ。なんでしょうか、タイムカードに人間性を感じるのかもしれません」
でも、私の会社のレコーダーは殆ど真っ直ぐで、ずれることなんてたまにしかありませんよ。
「ああ、もしそれがウチのレコーダーなら不良品です。あるいは他社のものかも知れません」
じゃあ、タイムカードの刻印をずらす作業と言うのを拝見できますか?
「それは企業秘密です」
ダメなんですか。
「絶対ダメです」
・・・坂本さんて、ケチですよね。ケチでブスですね。

----CM------

はい。というわけで、今回は残念ながらお仕事を拝見することができませんでした。
次回は「トイレットペーパーのミシン目を揃える仕事」をされている方のところへお邪魔します。
それでは皆さん、今日も元気でいってらっしゃーい。
タイムカード確認してみてね。
posted by 肉王 at 02:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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