2007年08月30日

「プラズマ」始めました

相変わらず唐突で申し訳ないが、オレは昨夜、プラズマを見た。
古来より所謂「ヒトダマ」と言われていたものだが、宮城県角田市出身の大槻教授によりプラズマであると証明されたものだ。
アレはしかしアレだな、あっけにとられるな。
「ええ〜?」と思っているうちに全てが終わってしまった。

時刻は深夜二時ゴロ。
場所は青葉区黒松1丁目界隈。
雑誌の仕入のために「古本ペンギン村」を訪れ、本を車に積み込んだ時だった。
オレの左側で何かがポッと光った。
おや?と振り返ると、オレンジ色の発光体が僅か50センチほどのところでゆらゆらと揺れながら流れていた。
〜〜〜〜● ←こんな感じ)
時間にすると、多分3〜5秒くらいで、
「あ、プラズマだ」
と思う間も無く、すぐに消えてしまった。
最初はギョッとしたけれど、でもちょっと儲けた気分。
凄くゆっくり動くんだな。

プラズマが発生する条件は知らないが、多分気象条件が大きな要素になるんだろうと思う。
昨日(8月28日)と言えば、皆既月食の日だったが、あいにくの雨により、オレは観測が出来なかった。その雨は、関東地方では雷雨だったらしいが、こちら仙台では普通の雨。それが降ったり止んだりしていた。
オレがプラズマを見たときは、丁度その雨が上がっていた時だが、空気はやたらと湿っぽかった。
そのほかに考えられる条件としては、そばに野良猫がいたことや、ポケットの中に小銭しか入っていなかったことなども関係有りといえるだろう。
また、チンコが少し痒かった、小便を我慢していた、丁度その時刻に掃苔文庫の店主が亡くなった、というのも付加条件として挙げられるかもしれない。
なんにせよ、はじめて見たヒトダマなので、ペンギン村へ取って返して店主殿へ報告しようかと思ったけれど、それまで散々に話し込んだ後だし、加えてあの冷酷無比な店主殿が、ヒトダマ如きで喜ぶとも思えない。
「だから何?とっとと帰れよな」と怒られるのが関の山。あるいは「ヒトダマは有料だから、5千円置いてってね」などとカツアゲまがいの目に遭わないとも限らない。
第一、大人にとってはヒトダマなんてどうでもいい事だ。
現に、今こうして「プラズマ見ましたよ」と書いている時点で、少しヘコミ気味だ。
こんな話、どうしたってつまらないよな。
でも、見ちゃったものは仕方が無いじゃないか。
確率的には結構珍しいものなんだろ?
まあ、どうでもいいことだけれど。

前に言っていた「絶句前」、書き始めましたよ。
来月から前回のような形で見せられるかもしれません。
興味のある人は、もうちょっと待っててくれな。
posted by 肉王 at 01:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月25日

アイリーン、ミルクティーをもう一杯!

落札者が誰も入金をしてくれないため、本日は発送作業もなく、ワタクシはけだるくも虚しい午後のヒトトキを過ごしていた。
秘書のアイリーンに紅茶を一杯所望し、読みかけのハイデガーを脇にどかしたとき、事件は起きた。
ギャワーン!
店の裏口で、にわかに電動ノコギリが・・・と思ったら、それは子供の泣き声だった。
裏口には駐車場があり、隣の金物屋の車が始終出入りを繰り返している。もしや・・・。厭な予感に後押しされ、椅子を蹴って裏口へ飛び出した。
するとそこには、だらしなくひっくり返って大泣きしている小学校低学年の女の子がいるではないか。
周囲を見回すと、どうやら車と接触したわけではなく、石につまずいて転んだだけだと言うことが判明した。
こちらはホッとしたが、少女にとっては一大事らしい。出来損ないのカボチャのような顔になって、ワンワン泣いている。
「どうしたね、大丈夫かい」
「イダイヨー!」
ワタクシは声をかけては見たものの、子供の扱いを知らない。抱き起こしても良いものかと思案に暮れた。
「何処が痛いのかね」
「ウアー!イダイー」
「どこかが痛くて泣いているのならば、何処が痛いのか言ってもらわなくては分からないじゃないか。ワタクシは医者じゃないんだ」
「イーダーイーイーイー」
「これは手に負えん。とは言え見過ごすわけにもいくまい。アイリーン、救急箱を取ってくれたまえ」
「イエス、ボス」
と、そこへ隣の金物屋の女主人が現れた。
「アーラ、アラ。どうしたの」
女主人はにこやかに笑いながら、ごく自然に少女を抱き起こした。その鮮やかな手つきに、ワタクシはいささか感心してしまった。一度でも子供を育てたことのある女性のかもしだす、瞬間的な優しさや包容力と言うものは、げに大したものだ。
ワタクシの背後では、救急箱を抱えたアイリーンが、所在無げに佇んでいた。
「薬はいらないねぇ。ちょっと擦りむいただけだねぇ」
女主人は少女に優しく語り掛けているが、その言葉は同時にワタクシ達へ向けられたものでもある。
そこへ、不意に少女の母親と思しき人物が駆け寄ってきた。
「アラアラアラ、すいませーん」
その言葉は、明らかに女主人へ向けられたものであり、呆然と突っ立っている我々へのものではなかった。
「アイリーン、どうやらワタクシ達の出る幕は無さそうだ。お茶の続きにしよう」
と、その時であった。
少女を抱きかかえた母親が、ワタクシを物凄い目で睨みつけてきた。
それは、被害者が加害者を睨むそれではなく、子を持つ母親が変質者を責めるそれだった。
「アタシの子供にイタズラしようったってそうはいかないからね、この変態!」
その目は明らかにそう言っていた。
全く、なんてことだ。
確かにワタクシの事後処理は適切ではなかったかもしれない。
しかし、神に誓ってワタクシは加害者でもなければ、変態野郎でも無い。事と次第によっては応急処置までしようと駆けつけたワタクシを、一体なんの謂れがあってそんなケダモノを見るような目で睨みつけるのか。
場所が古本屋の裏口だからこそ一過性のことで済まされるかもしれないが、もし裁判所の中だったら即告訴だし、リングの上ならテンカウント勝負になるし、ベッドの中ならボク照れちゃうところだ。
全く、心外である。不愉快である。
「アイリーン、紅茶が冷めてしまった。もう一杯、新しいのを入れてくれ」
「イエス、ボス」
ポットで蒸される紅茶の香ばしい匂いを嗅ぎながら、ワタクシは鏡を覗き込んだ。
「アイリーン、正直に言ってくれて構わないのだが」
「イエス、ボス」
「ワタクシの顔は、そんなに凶悪かね」
「・・・言えず、ボス」
posted by 肉王 at 01:58| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月21日

キモサベ!

高校野球の金属バットが奏でる切ない音が減るたびに、一歩ずつ夏も終わりに向っていますが(暦の上では秋と。それを言うな。分かってる)、皆さんはいかがお過ごしですか?まだボーナスは残っていますか?今年もまた不覚にも貞操を守りきってしまいましたか?
夏といえば、得るものよりも失うものの方が多い季節のようです。娯楽でカネを、開放感で貞操を、水難事故で命を、暑さで客を、食中毒で体力をと、それぞれ好むと好まざるとに関わらず失ってしまいます。
オレは昨日、二度も命を失いかけましたよ。
それはいつもの帰り道でのこと。愛車でブロロロローンと走っておりましたら、脇の小道から突然パトカーがバックで飛び出してきました。幸いこちらはスピードを控えていましたので、「なんだそりゃー!」と急ブレーキと急ハンドルで反対車線へ回避したので、何とか事なきを得ましたが、パトカーはそのまま反対方向へ消え去りました。
アレはひょっとして県警あたりの差し金だったのでしょうか。
オレは人間が上品に出来ていますので、「ぶち殺すぞ!」なんて下品な言葉は吐かず、何事もなかったようにまた帰路に着きましたが、やや走って大通りへ出たら、今度は対向車の佐川急便のトラックが緩やかに蛇行しながら、車線を大きくはみ出してこちらへ突進してきました。
この時ばかりは覚悟を決めました。
ああ、オレは死ぬな、と。
コレでオレは伝説の人物にも、歴史上の人物にもなれなかったのだ、と。
皆さんのただの思い出の人になって、生涯を閉じるのだ。
なんてあっけない人生だったのだろうか。
・・・実際にはそんなことを考える間もありゃあしませんで、「だぁーー!」とか叫びながら逃げ道を探してました。
幸い脇が広い歩道になっていましたので、クラクションを鳴らしっぱなしにしたまま、縁石の切れ目から街路樹の隙間をぬって、歩道に乗り上げました。
トラックはすぐに体勢を立て直して、パトカー同様何事もなかったかのように走り去りました。
時間が深夜と言うこともあり、多分居眠り運転だったのだろうと思いますが、噴飯ものですよ。もちろん、その時間帯のおかげで歩道に非難できたわけですがね。
車を降りて見てみたら、車体には若干傷が付いてしまいましたが、命あってのナニですから、仕方がありません。
ホッとして空を見上げると、今にも振ってきそうな満天の星空。
ああ、お星様がボクを守ってくれたのね。
ありがとう。
その時、不意に口をついて出た言葉が、なぜか「キモサベ」だったのが不思議。
「キモサベ。インディアン、ウソつかない。悪い白人みなコロす」
いつの日か、ケーサツにもサガワにもフクシューしてやっからな!覚えてろ!
でもさすがに今日はちょっとビビっているから、自転車で帰るがな。
posted by 肉王 at 03:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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