2008年08月22日

ゴレンジャー

生意気なことを言う気は毛頭無いのだけれど、つくづく医者にならなくて良かったと思う瞬間がある。
もちろんそんなことを本気で思うわけは無いのだけれど、オレという人間を鑑みる度に、医者と裁判官には絶対に向いていなかったと断言できる。
例えば、患者の死に際して「ご臨終です」というべき瞬間に、「ゴレンジャーです」などと平気で言ってしまいそうなのだ。絶対バレないだろうけれど、そこはかとない危機感を感じる冗談が大好きなのだ。
「あー、山本君、次の患者さんは告知無しの人だったよね」
「さいでゴザイマス。川村先生」
「じゃあ、充分に気をつけないとね」
「坂本さん、どうぞお入りクダサイ」
「せ、先生、検査の結果はどうだったんですか」
「えーとね、胃潰瘍でしたよ」
「本当ですか。良かった・・・」
「ホラ、このレントゲン写真がそうなんですけれど、このちょっとした影が、胃潰瘍ですよ」
「・・・でも先生、こっちの大きな白い影は何なんですか?」
「え?白い影?あれ、ほんとだ」
「先生、これって癌なんじゃないですか」
「違いますよ。仮にそうだとしても坂本さんには言えない決まりです」
「言えないって、それじゃ言ってるのと一緒じゃないですか」
「落ち着いて坂本さん。これはね、癌じゃありません」
「癌じゃなければ何なんですか」
「これは多分、心霊写真です」
「レントゲンで心霊写真だなんて、馬鹿にしてるのか!?」
「いやいやいや、レントゲンだって写真は写真ですからね。写る時は写りますがな」
「嘘だ!先生は嘘をついている!」
「嘘じゃない!だって癌はこっちの薄黒い方だもの」
「そうなんですか?」
「そう。だからこれは本当の心霊写真です。あるんですねえ、ええ、本当に怖いです」
「やっぱり私は癌なんですね」
「まあ、死期が分っただけ幸せだと思わなきゃ。ドンマイダンス」

人間は余り多くのものを選べない。
生まれることを始めとして、食べること、進む道(学校や会社なども含む)、結婚相手など、選べないことだらけだ(選ばれない、とも言える)。子供のころは自由に入れた女湯にも、40歳を過ぎた今では恐らく入れないだろう。オレなど、女子高や女子大にすら入れなかった。
唯一可能な限り自分の理想に近いものを選べるのが、死に場所ではないかと思っている。
不慮の事故や王手飛車取りの如きトン死は残念だが、死期が分れば、常識の範囲内でもかなり広域に渡って死に場所を候補にあげることが出来そうだ。
しかし、場所が決まったからといって、そこで死ねということではない。ただ、何が何でも病院のベッドや畳の上じゃなくても良いじゃないかということを言いたいだけだ。
これは、人間が持っているただ一枚のカードではないかと思うのだ。
とは言っても、病院で死ぬのは仕方がないけれど痛いのはイヤだとか言う人は、普通に病院で死ねばいい。しかし、痛みなど以上にどうしても「ここ」で死にたいという強い意思のあるものだけが、自分で選んだ「ここ」という場所で死ぬことが出来るんじゃないかと考える。
自分はどこで死にたいかと考えると、逆算的に自分はこれからどう生きればよいかがなんとなく分る。また、それについて深く考えることで、自分はいったい何を望んでいるか、何を好んでいるかを知ることも出来るから儲けものだ。今まで会ったこともない自分が出現する可能性も確かにある。
死の苦しみや痛みよりも釣りを望む人もいるだろうし、囲碁を好む人もいるだろう。2ちゃんねるに「バロスww」と書き込みまくることを望む人もいるだろう。
世俗のしがらみなどすでに関係がない状態で、自分の好きな場所で死ぬ幸せ。RITZパーティーの最中に死ぬなんてのもありだろう。
死ぬって事は大事なことだ。
死ぬって事は、とても大切なものだ。
いいですか?大事な事だから、二度言いましたよ。
posted by 肉王 at 01:41| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月20日

出て来い!

副流煙で癌になったやつ、出て来いや!
というわけで、このところの煙草増税の話題で、いじめられっ子の気持ちが良くわかるようになりました。喫煙者であるということで、ここまで言われるのか。普段は「いじめは良くない」と叫んでいる人々から、いじめと同じ方法で叩かれている。41歳のおっさんだからほとんど黙って聞いていられるけれど、41歳のおっさんでも少し自殺したくなったよ。でも多分自殺はしないから、今まで通りもっといじめてくれたまえ。

まあ、課税そのものは仕方が無いよね。
1000円だろうと10000円だろうと、税金だと分かっていれば、オレのような馬鹿にでも選択の余地があるわけだから、まあヨシとする。
オレにとって問題なのは、税金の使い道と、何故煙草なのかということ。
現在でも煙草のほとんどは税金なのに、その使い道については不明だ。多分、喫煙者だろうと非喫煙者だろうと関係の無いさまざまなところに使われているのだろうから、それはそれで仕方が無いだろうと思う。
でも、もし増税になるのなら、これから増税する部分については、ぜひ喫煙者のためだけに使って欲しい。ガソリン税のように。大幅増税するならば、それが筋だ。
「カームラさんね、あなたアレデスヨ。癌ですね」
「あ、やっぱり癌ですか」
「タバコの吸い過ぎでね」
「タバコですか。良かった。オナニーのし過ぎとかだったら保険がおりないところでした」
「そうですよ。あと余命いくばくもありませんからね、もっともっとタバコを吸って税金を払ってくださいよ」
「ええ、頑張ります」
「今は一日何本ですか」
「えーと、20本弱です」
「それじゃあ少ないです。35本以上は吸って下さい」
「でも最近は副流煙がどうしたとか、やたらとうるさくて」
「副流煙なんて迷信みたいなもんです。それで癌になったという証明はされておりません」
「まあそりゃあそうなんですが、中にはわざわざこっちへ寄ってきて、受動喫煙させられたとか言うテロリストもいまして、なかなかはかどりません」
「やはり、法の整備が必要ですね。喫煙者の半径1キロ以内に入ってはいけない、破ると懲役、とか。こうすれば、非喫煙者を守れますしね」続きを読む
posted by 肉王 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月12日

ポロリンピック

お久しぶりでございますね。
みなさん、つつがなくお過ごしですか。そうですか。そりゃ結構だ。結構なことだな。
オレはときたら、世の中と急カーブでずれまくってしまって、そりゃあもう大変なロックンロールですよ。
なんか世の中はオリンピックだとか。しかもオレの嫌いな中国で。ただでさえ興味のないオリンピックを、こともあろうに中国でとなったら、オレはもう部外者極まりないじゃないかね。
ただ、オレはオリンピックは嫌いだけれど、パラリンピックには興味がある。スポーツの究極の目的が「人間の限界に挑む」というものならば、五体満足の人間の行うものよりも、一部不具合を抱えた人間のそれのほうが、よりスポーツの意義に副っているような気がするじゃないか。
そもそも「健全な魂は健全な肉体に宿れかし」ということは、健全な魂は健全な肉体には宿らない、ということだろう?
不具合のある肉体が健全でないとは言わないけれど、昔の人は「体ばっか丈夫なやつはろくでもないやつだ」という事を言いたかったのだろう。そりゃあ、まったくその通りだと思う。
つい先だって、どこぞの高校で野球部の部員が強制わいせつ罪で捕まった。その高校は甲子園出場が決まっていたので、出場停止にするかどうかでひと悶着あった。オレは当然、出場停止にすべきだと思ったが、結果は当該の部員を処分するにとどまった。
連帯責任は時代遅れだという世論に押されたというよりも、甲子園出場にからむ大人達の利権を守るための決定としか思えなかった。
今後、部内で問題があったとしても今回のことが前例となり、出場停止をくらう学校がなくなっていくだろう。
そうなると、どういう問題が出てくるかというと、ヤクザの世界の如き「身代わり」部員が出てくることだ。
例えばチームのエースが飲酒・喫煙・窃盗・傷害事件・無免許運転などの問題を起こしても、他の補欠部員が罪を被ることで、そのエースは甲子園に堂々とやってくるようになるだろう。
今までだと、連帯責任が足かせとなって、それぞれが身を律してきたわけだが、それでも毎年問題は出てきていたのだ。それが、重い足かせが外れたことで、健全な肉体を持った不健全な魂の選手がジワジワと甲子園の色を変えてゆくことになる。
オリンピックだって、結局は利権や利益のむさぼりあいだろう。それなのに、体面を整えることでいかにも健全な雰囲気を出そうというのが気に入らない。
もしも、不健全さを売りにしたオリンピックがあれば、オレは喜んで見るだろう。
例えば、世界を舞台にしたテロリンピック。「より多く より残酷に より効果的に」をうたい文句に掲げて、テロの技術を競うとか。
でも本当のことを言うと、世界中のわいせつ技術を競うエロリンピックのようなものの方が、より興味深い。
「女子騎上位予選」とか「男子三角木馬3位決定戦」なんか面白そうだし、「ハイヒール決勝」なんてあったら、女子なのか男子なのかで盛り上がり方も変わってくるんじゃないか。
「床」も「ゆか」とは呼ばずに「とこ」と読むことになるだろうから、「床運動」などはもう、パパ大喜びだ。
すべての競技は男女混合。くんずほぐれつの祭典。
テロリンピックで金メダルを取った選手が、「テロでも金、エロでも金」とか言ってみたり。
そういう世の中に、早くならないか。
posted by 肉王 at 03:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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