2010年06月29日

順子さんとのり子ちゃん

やあどうも。

今日はサラッとした話でもしましょうか。
サラッとするには漫画の話が一番よろしいかなと思います。
近頃のお気に入りは浜岡賢次の「浦安鉄筋家族」です。現在はタイトルに「元祖」が付いていますかね。もともと「浦安鉄筋家族」としてスタートしたのが全31巻をもって終了し、元祖の冠をつけてリニューアルしたわけです。これは多分、テレビアニメの「天才バカボン」を意識したのかなあと思いますが、違うのかもしれません。まあどっちでもいいです。
この漫画は古本屋になってから読むようになったので、もう10年くらい読み続けていることになります。最初は「ウンコネタばっかりで、所詮、子供向けのギャグ漫画」と侮っていたのですが、それでも読み続けられたのは、作り込みが尋常じゃないからでしょう。
ギャグは言葉のギャグではなく、動きのギャグが中心。
ページ全体を使う作画が特徴的で、上下は余白無し。「元祖」は更に柱の部分も余白無し。本の小口を見ると、見事に白い筋が三本入っているのは、徹底的に四段組にこだわっているから。これでは作画にかなり手間がかかってしまうだろうに、それでも値段は「HUNTER×HUNTER」と同じ(深い意味は無い)。

さて、作中には無数のキャラクターが登場します。主人公が小学生なので、行動もパワフルです。大人のキャラクターも沢山登場しますが、彼等もまたバリバリに動きます。読んでいて全然飽きません。
オレが好きなキャラクターは、主人公(大沢木小鉄)の母親の順子さんと、隣の家に住む同級生の西川のり子です。以前は何を置いても担任教師の春巻龍が好きだったのですが、読む込むうちに好みが変わっていきましたよ。
順子さんは40歳くらいの設定なのですが、動きは20代のそれです。馬鹿や怠け者やニートなどの家族の面倒を一人でみて、八面六臂の大活躍を強いられるのですが、心が全然荒まないという強靭な精神と肉体の持ち主です。
のり子は関西弁を話し、女子同士の付き合いよりも男の子と騒いでいる方を好む快活な女の子です。登場初期には暴力的な女の子として描かれていましたが、だんだん性格が柔らかくなっていき、今では体を張ってケンカの仲裁をしたり、怪我をした友達を真っ先に助けに行くようになっています。
順子さんとのり子には共通点が有り、どちらもワルノリはするけれども暴走はしないということで、作品の火付け役とブレーキ的な役回りを同時に与えられるケースがあります。そしてまた、性格が優しく設定されているので、トラブルに巻き込まれて大損をしたり酷い目に遭ったりしますが、作品のオチを背負うことが多い偉大なキャラクターと言えるかも知れません。

ネタにウンコや少年漫画のパロディーが多いので、子供と男性の読者が多そうですが、毎回新刊をコンビニで売っているので、案外OLさん達にも読まれているようです(当店調べ:3人)。
ちなみに、女性読者に人気のキャラクターは「仁くん(土井津仁)」のようですね。
時々コンビニ本で総集編が出ていたりするので、一度読んでみてはいかがでしょうか。高品質の作画だけでも一見の価値が有りますよ。

のり子が主役の回のアニメ版です。


posted by 肉王 at 03:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月27日

8ミリメートルの憂鬱

やあぢいの。

鼻の奥から生焼けの魚の臭いがする季節になってまいりました。塩釜や石巻の漁港に立ち寄って、今日まで生きた自分をねぎらうもよし、今日まで生きてしまった汚名を海に投げ捨てるもヨシ。

昨日の日記はいささか不評だったようで、先輩からも「もう少し大きな心で世間を見よ。そしてひとっ走りパン買って来い」とのアドバイスを受けました。おかしいぞ先輩。オレが知っている高校時代の先輩は、口が裂けてもそんな殊勝な事を言う人ではなかったのに。ああ、なかったのに。たった25年会わないうちに、先輩の身の上に一体何があったのでしょうか。
たった25年といえば、なんだか本当に僅かな間に聞こえますけれど、今からあと25年後というとオレはおおよそ68歳ということになりますが、その時はもう13年前にオレは死んでいる約束ですな(享年55歳の予定)。
それはともかく。
オレは高校の時にアニメーション部というところに入っていたのです。ご存知の通り、漫画やアニメが好きだから入っていたのですが、悲しいことに部内ではあまり相手にしてもらえず、現在同様いつも片隅でひっそりと生きていたのです。
それについては別段悔恨の念があったというわけではないのですが、先ごろまで月刊アフタヌーンに連載されていた「ハックス」という漫画を読むにつれて、「やっぱり間違っていたのではなかろうか」という気持ちが少しだけ生まれてしまったのですね。
当時のアニメは全て手作りで、プロアマ問わず原画・動画・背景・撮影の全てが人の手に依らなければならなかったのです。しかも、想像以上に多くの人間の力が必要だったわけです。
白黒の紙アニメならともかく、わがアニメーション部はなんと素人集団でありながらなんとカラーのセルアニメを作っていたのですから、今にして思えばその努力と熱意は日本男子ならば一度は体験しておくべきものだったのです。
カラーのセルアニメを作るというのはプロですら大変な作業なのに、高校の部活レベルとなれば、それはもうネコの手も借りたいほどだったでしょうに、そんな中にあってもオレは仲間外れ状態。そうなる原因がオレの方にあったので、一切文句を言える立場じゃないのですが、やはりやってみたかった。
もしもあの時、「ゴメンナサイ。使いっ走りから始めますからボクも仲間に入れてください」と言っていたら、今頃どうなっていたでしょうか。宮崎派、冨野派、庵野派、押井派の他に川村派という大きな流れが出来ていたんじゃないか。
そう思うと、全く無念でなりません。
それと、当時の部の皆様の血と汗と涙と何かの汁の結晶たるフィルムが、何故かオレの手元にあることをここで白状せざるを得ないのですが、今更こんな代物はどこへ提出したらいいのでしょうか。
全くといっていいほど製作に関わっていない人間の手元にフィルムが渡ることになった経緯には複雑な事情があるのですが、ここでそれを述べるのはとても面倒くさいです。
MIXIでゲロすれば何とかなるかと、今さっきうっかりコミュニティに入ってしまったけれど、どうも雰囲気的に場違いな感じがタップリ。更に高校のホームページを見てみたら、もうアニメーション部は廃部になっている様子。
このまま罪の意識とデキの悪いフィルムを一生抱えていかなければならないのでしょうか。

posted by 肉王 at 03:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月26日

蹴っていいモノと悪いモノの違いが分らん

やあどうもね。

分らないことがあります。
店が流行らない理由とか星雲が渦を巻いている理由とか女性ドライバーが交通ルールを守らない理由とか。
最近特に分らないのは、顔中日の丸だらけの人が青い服着て大騒ぎしている理由です。時節柄非常に危険なネタであることは重々承知しているのですが、やはり気になるのです。
昨日、いや、正確には6月25日なのですが、昼間からみんなが口を揃えて「デンマデンマ」とお題目のように唱えているので、「それはアレですか?AVでよく使われている秘技の電マのことですかね」と問うてみたのですが、「いやもうただただデンマ」という答しか返ってこなかったのです。
いやね、分りますよ。言いたいことは。サッカーで日本が対戦する相手がデンマークだってことでしょ。
でもね、そんなに大騒ぎすることなんでしょうか。
勿論、興味の有る無しだってことも分ってますが、それにしても騒ぎすぎなんじゃないでしょうか。
そんなに騒ぐほど、キミタチはデンマークのことを知っているのかと、朝ぼらけの中に浮かぶアパートの窓明かりに向かって問い詰めたいわけですよ。
昨夜は、午前2時30分頃に帰路に着いたのですが、道々気をつけてみていたら、あちこちの窓に明かりが灯っていましてね、ああ、ありゃあテレビを観ている人たちなんだなあと思いましたよ(その後、テレビは観ずに浦安鉄筋家族をちょっと読んで、寝たのが5時)。
その時に疑問がわいたわけですよ。相手のこともよく分らずに敵愾心だけをむき出しにするのはどうなのかと。それを愛国心とも言い換えられるかもしれませんが、日頃「愛国心」という言葉にややアレルギーを感じている人も多いと聞くこの国で、なぜ4年に一回だけ声高にニッポンニッポン叫ぶのか、よく分らないのです。
例えばオレはプロ野球をこよなく愛しておりますが、それは対戦チーム双方の情報をフォローしているので、比較的冷静に彼我の戦力分析などして有利不利の天秤を明確にできるため、「楽天はかなり不利だけれどそれをひっくり返す戦いを見せてくれ」というスタンスが出来上がり、結果アツイ思いで観戦をすることが出来るのですね。
然るにこの度のサッカー熱に浮かされている人たちは、その辺どの様に把握しておられるのか、という疑問がわいてしまうのですよ。
点が入るたびに、まるで奇跡が起きたような大騒ぎをするじゃないですか。ファンも選手もやたらに気合の入った顔をして、拳を突き上げたりしてさ。ウオー!キャー!ニッポンニッポン!なんてね。
コレを野球に置き換えてみますとね、楽天の戸村が巨人相手に5回3失点だった時、どうなると思いますか。
巨人側は選手もファンも眉一つ動かしませんね。むしろシラケムードが漂いますよ。
一方楽天側は、「よし、まあまあ上出来の部類だよな」と若干意気が上がりますよ。
一々説明はしませんが、戦力分析が出来ていれば当然そうなるということですよ。
オレが例え野球でも国際試合にはあまり熱心でないのは、相手国の戦力が分らないからなんです。勿論、投手に限って言えば打者1人と対戦したところでおおよその技量は把握できますし、打者であれば直球と変化球に対するスイングを見れば分ります。しかし、団体競技というヤツは個々の技量を見抜いただけでは何も分かっていないのと同じことですから、打った抑えたに一喜一憂してもしょうがないのです。その辺は、多分サッカーでも同じなのではなかろうかと想像するのですが、どうでしょうか。
「政治家個人の主張が政党としての意見ではないのだ」とは、恥も外聞もポリシーもへったくれもない鳩山元首相の言ですが、ある意味真理でも有ります。なにせそれはスポーツとて同じことで、イチローのいるチームが必ず勝つわけではないのですから。
ポイントになる選手は誰なのか、それはどこに配置されているのか、いつ動くのか、どこに繋がるのか、そういうことを総合的に判断するのが戦力分析であって、それが分らないでいると、単に「点が入ったか取られたか」という無味乾燥な現象面にだけ反応する悲しい観戦しか出来ないことになります。
羽生善治名人とどこぞの古本屋のおっさんが将棋を指しているとして、羽生氏が王手を打つたびに歓声を上げるバカがいますか?まあ、上げる人はいるでしょうが、それは自分がバカだと認識していない人ですよね。
なんか、ここまで書くとものすごく不穏な空気が漂ってくるのですが、構わず先に進みましょう。

まあアレですよ。分ってもいないのにお祭り騒ぎなんかするなよ、とまでは言うつもりはないのですが、せめて、もう少し冷静になれないものかなあと思うのです。
もしも「国際試合でそうはいかん」と言うのなら、外交問題などでも同じくらいの熱意を持ってみてもらってもいいんじゃないのかというのがオレの意見です。
人間がたくさん集まっているところへ飛び込んで同じように騒ぐのは確かに楽しいですが、その為に他の大事なところを放ったらかしにしてしまうと、後々大変ですから。4年間のうち、3年11ヶ月をボンヤリ過ごしているわけにもいかないでしょう。
「3年11ヶ月もボンヤリしてきたんだから、1ヶ月くらい元気でいさせろ」という意見もあるのでしょうが、そんなのは「閏年に一回しか誕生日が来ないから、ワシはまだ20歳じゃよ」と言って、選挙に行かない自分を肯定しようとする行為にも似ています(よく分らない例えですがね)。
勿論、現地で頑張っている選手を応援するのはやぶさかではありませんよ。ただ、あまりヒステリックになるのはやめて欲しいのです。結果だけ見て、勝てば勝ったでもてはやし、負ければ国賊扱いするのはもう見たくないんですよ。どっちにしても、無責任に騒いだ方はすぐ忘れてしまうのですが、当事者たちには深い傷を残してしまうことにもなりかねないじゃないですか。

最後に、一番分らないこと。
サッカーって何なんですか?
「FIFA」のどの部分がサッカーなんでしょうか。
ググれ?
あ、そう。
posted by 肉王 at 02:01| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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