2007年09月20日

魂は残った

第24回古本競売会議

日時:2007年9月17日(月) 午後9時31分
場所:仙台市若林区上飯田「JAILHOUSE BOOK やおいの間」
出席者:ヒゲ(元古本屋) JAILHOUSE BOOK店長
議題:ビッグコミックスピリッツは何故売れなかったのか

店長:えー、それでは今回の議題につきまして議論をする前に、メールで頂いた幾つかの質問に、ヒゲのほうから答えてみようかと思います。
ヒゲ:なんじゃ、その質問たらいうのんは?
店長:スピリッツの商品説明欄にメールアドレスを書いておいたら、そこから幾つか質問が来たんですよ。
ヒゲ:メンド臭いヤツラが多い世の中になったもんじゃのう。
店長:えーまず、「一冊だけ売ってもらえませんか」です。
ヒゲ:どアホゥめ。ワシの青春がバラで売れるもんか。
店長:次は、「500円で即決をしてください(大至急)」
ヒゲ:カーッペ!(唾を吐く)次!
店長:次で最後です「ヒゲが頭に巻いているタオルの下はどうなっていますか」
ヒゲ:・・・
店長:これは私が答えます。タオルの下は脳みそがむき出しになっています。
ヒゲ:不用意に外気にあてたりするとバイキンが入ってウララーになる危険があるんや。一番怖いのはハエやな。ピタッとでも止まられたらもう、コロッといくで。
店長:というわけで、売れ残ってしまったスピリッツですが、このまま無為に2周3周と放置していてもいいんでしょうか。
ヒゲ:ええのんじゃ。きっと来週は100万円で落ちるさかいな。
店長:まだそんな夢みたいなこと言ってんのかこのヒゲは。
ヒゲ:そもそも出品の仕方が悪いせいで売れ残ったんじゃ。再出品かけたってお前が出し続ける限り結果は同じじゃボケ。
店長:ほほぅ、いきなり激昂してますね。そもそも、商品に魅力がなかったとは考えませんかね?
ヒゲ:ワ・ワシの、ワシの青春やぞアホンダラ。
店長:むさいオッサンの青春なんて、誰も興味ないっつーの。
ヒゲ:こ・子供がランドセル待っとるんや。赤いランドセル待っとるんや。
店長:だから、子供のランドセルのために、もっと何かいい方法を考えないと駄目じゃんってー話をしとるんだろが。
ヒゲ:まず、835冊一括の線は譲れんな。
店長:私だってバラで出品なんかしたく無いしね。
ヒゲ:届けに行くってのは、やめたほうがいいかも知れん。
店長:それは言われましたよ。結構な迷惑だそうです。知らないヤツが来るのもイヤだし、待ってなきゃいけないのもイヤだと。
ヒゲ:ほなら、宅急便で送ればええのんや。
店長:そもそも、こんな莫大な量を保管する場所の問題があるんじゃないのかと思いますよ。普通に考えて、20万の金額が高いか安いかの問題はあまり関係無さそうです。だって、現実的に払えない金額じゃないでしょう。
ヒゲ:ほうじゃ。最初から貧乏人は相手にしとらんのじゃ。
店長:とはいえ、金持ちが興味を示すような本でも無い。
ヒゲ:何を言うとんじゃ。世の中には二束三文の掛け軸を家宝にしてたり、5千円のツボを500万で買うたりしとるアホがぎょうさんおるやんけ。
店長:それはテレビの鑑定番組の話でしょうが。
ヒゲ:いやいやいや、そうやないで。つまり、値打ちのありそうなもんや、将来値が跳ね上がりそうなもんを欲しがるヤツラはまだまだおるっちゅーことや。そういうヤツラを騙して・・・。
店長:騙さなくてもいい方法を考えるところから始めませんか。
ヒゲ:そうやないで。世の中そんなに甘いもんとちゃうで。いかに他人を騙してゼゼコを巻き上げるかやで。
店長:あんたはそれをやりすぎて店を失くしたんじゃないですか。
ヒゲ:な、ななな・・・貴様、言うてはならんことをサラッと言いよったな。このド貧民めが!そうやってお前は人の心に平気で毒を放り込みよるから、友達も女もでけへんのじゃ。
店長:なんだとこのゲロヒゲ!前々から言ってやろうと思ってたけど、あんたのヒゲからは死んだロバのヒヅメのにおいがするんだよ!
ヒゲ:うっさいわ!ゴミ本屋!たまには一日五千円売ってみろ
店長:余計なお世話じゃ。脳みそむき出しの坂山玄馬(*)みたいな生き方しやがって。
ヒゲ:オラー!表に出んかい!拳で解決じゃ。
店長:脳みそ一撃じゃボケ!
ヒゲ:その前にヒゲのにおいでイチコロじゃボケ!
店長:ウワップ!く、臭い!スピリッツの創刊号の臭いがする!

協議の結果、スピリッツ835冊は焚書と決定しました(というよりも、単なる焼却処分)。

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文註・坂山玄馬=いがらしみきお「ネ暗トピア」に出てくる脳みそむき出しキャラ
posted by 肉王 at 01:48| Comment(2) | 「魂を売る」シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月16日

魂を売る(その4)

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くどいようだが、4回目である。
みんなも気になっているであろうスピリッツオークション
明日(17日)で終わりだというのに、まだ入札が入っていないのがなんとも不思議である。
みんな、よほどヒゲが嫌いなのだろうか。確かに嫌われても仕方が無いのかもしれないヒゲだが、しかし実はみんなが想像しているよりはずっといい人間である。
どの辺が良いかと言うと、まず人の言葉を解する。
特にオレに命令するときなど、かなり的確な日本語で無理難題を下知してくる。さらに、こちらからの借金の申し込みなどは取り付く島も無いほど完璧に断ることが出来るのだ。犬や猫ではこうはいかない(犬や猫もおカネを貸してくれないが、少なくともオレに命令することも無い)。
また、人前では常に服を着ているのも安心出来て良い。牛やワニやカンガルーのように裸だったら、どこへも一緒には行けないのだ。
他にももっと沢山いいところはあるらしいのだが、オレはまだ彼と10年くらいしか付き合いが無いのでまだ気が付いていない。きっと、今回スピリッツが落札されて二人で配達する旅が出来たら一つくらいは新たな魅力に気が付くかもしれない。
posted by 肉王 at 18:43| Comment(4) | 「魂を売る」シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月14日

魂を売る(その3)

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一日でアクセス数増大。
これはつまり、どこかの巨大掲示板あたりに晒された可能性があるということ。
「バカじゃね?」「氏ねクズが」「売れ残れ」「潰れろ」「パン買って来い」などの罵詈讒謗が繰り広げられたであろうことは予想に難くない。そんなにまで言われたら安倍さんだって総理を辞したくなるだろうし、田中幸雄だって引退したくなるだろうし、掃苔文庫だって生き返ろうとは思えなくなるだろう。
言っておくが、オレたちが欲しいのはアクセス数じゃない。
たった一件の入札だ(勿論数百件の入札でも良い)。
いたずらばっかりしているキミタチには、金八先生のお言葉をくれてやろう。
「お前たちは腐ったミカンです!もっとお金を無駄に使いなさい!」(ちょっと違ったかもしれないが、おおよそこんなセリフだったはずだ)
posted by 肉王 at 19:20| Comment(0) | 「魂を売る」シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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